飯田に広域通信制高校を

2023.7.4 23:13
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フリースクール運営の「太陽学園」さくら国際高校南信キャンパス開校へ準備

不登校や発達障害の特性ある小学生 高校卒業までの一貫支援目指して

飯田市松尾久井でフリースクールと民間学童保育を運営する一般社団法人「太陽学園」は、広域通信制高校さくら国際高校(上田市)と連携し、同校の「南信キャンパス」の開設を目指し準備を進めている。開設時期は来年4月を予定する。太陽学園では不登校や発達障害の特性がある小中学生が学んでおり、地域で子どもとの関係性を保ちながら高校卒業まで一貫して支援する体制をつくりたいとする。南信キャンパスでは、さくら国際高校が教科書やリポートなど通信制の学習システムを提供し、太陽学園側が教員を採用して授業や生徒支援といった実質的な運営を担う。同校が6月28日に県の許可を申請。認可されれば同校のキャンパスは県内5か所目、飯田下伊那地域では初となる。定員は初年度15人。通信制だが、各生徒が自らのペースで週1~5日通学し、対面による授業や相談、進学サポートに力を入れる。太陽学園は元縫製工業の建物を改装して昨年4月に開所した。現在は小中学生約20人が登録しており、南信キャンパスも同じ建物に併設する予定。小中高校と特別支援学校の教員免許を持つ荒木政吾理事長(36)は、不登校の生徒は高校に進学できないと思い込んでいる場合が多いと指摘。「学びたい気持ちさえあれば学べる選択肢があると伝えたい」とし、高校開設の必要性を感じてきたという。キャンパス開設の構想は、昨年末ごろに太陽学園に対しさくら交際高校側が提案した。同校の荒井裕司学園長(76)は、不登校の子どもたちにも大きなエネルギーがあるとして「子どもたちが好きな事で力を伸ばし、社会参加することができる環境を提供したい」と話す。今春まで太陽学園で学んだ男子生徒(16)は、不登校だった中学2年の途中から同学園に通った。現在は飯伊地域外の通信高校へ進学しており、生徒の母親(42)は「高校が併設されれば、環境を変えずに、なじみの線すぇいに見てもらえる」と期待する。県の県民の学び支援課によると、今後の認可手続きは県が10月にも私立学校審議会を開催。認可申請について諮問し、審議を受け答申される。

信濃毎日新聞 2023年7月1日 

筆者のつぶやき…

上記の記事が目に留まったので、飯田市に設立された「太陽学園」について調べてみました。太陽学園とは自分なりの生き方を見つける場所 学校に行けなくても大丈夫 勉強ができなくても大丈夫 友達関係が上手くいかなくても大丈夫 君が君でいられる場所づくりと、本当に好きなことを勉強したり活動できる学園だと記載されていました。太陽学園が行うひとりひとりにあった支援はその子らしい生き方のかたち自立として個別学習支援、自然活動・自由遊び、心・生活リズムの支援を提供しています。また、太陽学園は長野県飯田市初の民間フリースクール&アフタースクールで、教員免許状資格者が運営しています。ちなみに理事長の荒木さんは特別支援学校教員免許状・小学校教諭免許状・中学校教諭免許状・高等学校教諭を有しているスーパーティーチャーでした。先日見た、内閣府の調査資料にも不登校児の8割に発達障害の特性のある児童生徒が多く顕在していることを知り、今後はフリースクールにも特別支援や合理的配慮が求められると感じました。

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