「不登校の割合高い」中野市 多様な学びの場確保へ議論

2024.2.3 08:43
0Comments

中野市の教育の課題などを議論する市総合教育会議は30日、市役所で開いた。不登校への対応がテーマ。市内の小中学校で不登校の児童・生徒の割合はそれぞれ国や県よりも高いとの報告があり、学校だけでなくフリースクールなど多様な学びの選択肢を確保するなどを確認した。市教委学校教育課の小橋俊樹課長は、不登校の子どもの増加を踏まえ2024年度から、市内の中間教室の指導員を「不登校児童・生徒支援員」、同課の指導主事を「教育相談コーディネーター」とそれぞれ位置付け、両者で連携しては不登校の子どもが多様な学びの場を選択しやすい態勢を整えたいーと説明した。教育委員からは、通常学級に在籍しながら個別指導を受ける通級指導教室の希望者が多く、教員増員を県に要望してほしいとの声が出た。中間教室やフリースクールなど、社会とのつながりを感じられる居場所充実を通じ「家から一歩出られる環境をつくってほしい」との意見もあった。湯本隆英市長は「不登校の原因は複合的。(市の子ども相談室や福祉かなど)横の連携を深め、相談しながら対応していきたい」と話した。

信濃毎日新聞 2024.1.31 (水)

筆者のつぶやき…

中野市さん始動‼

記事の中で、「通常学級に在籍しながら個別指導を受ける通級指導教室の希望者が多く、教員増員を県に要望してほしいとの声が出た。」と記載があったが、まさに令和の日本型学校教育の目指す「個別最適な学び」が問われる時代になってきたことが窺える。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です