東京都、フリースクール利用料に月2万円助成
小中学校の不登校対策
不登校の小中学校への支援策として、東京都はフリースクールの利用料を1人あたり月最大2万円助成する方針を決めた。不登校の子どもが増える中、家庭負担を軽くして子どもの多様な選択につなげる狙いがある。
新年度予算案に関連経費12億円を計上した。対象は約1500人を見込む。都によると、フリースクールの団体や利用者向け支援は茨木県や札幌市など例があるが、都の取り組みは対象人数や事業総額の規模が大きいという。
不登校の子どもは。文部科学省の2022年度の調査によると、都内の公立小中学校で過去最多の計2万6912人に上る。その受け皿の一つとなるフリースクールについて都教育委員会が22年度から調査したところ、授業料は月額平均約4万5千円で、今後1500人程度の需要が見込まれるという。
一方、都教委は、公立中学に不登校の子ども向けの分教室をつくる方針も決め、経費5千万円を予算計算上した。「不登校特例校」という国の制度があるが、既存の学校に学級を増やす形にして、子どもの居場所の選択肢を増やそうとしている。
朝日新聞 2024 .1.31(水)
筆者のつぶやき…
こちらの記事は、教職大学院特別支援コースの教授から教えて頂いた情報です。息子が不登校になった時は本当に得られる情報が少なく、自分が母親として学校に行けない息子に対して何をしてあげられるのだろう…。時には考えることが辛くなり泣いてばかりいるときもありました。今だからやっと話せるようになりましたが、当時は本当に本当に辛かったです。その時の事を考えると今の現状は全然違います。今までの自分の思いやこれからどうして行きたいのかを発信するようになってから、私に関わる教員や仲間が様々な情報を提供してくれるようになりました。さらに、前回もお話ししましたが、昼間は教職大学院の特別支援コースで学び、夜は修士課程の教育ガバナンスキャリアコースで行政学、教育学と様々な視点で学んでいます。授業の中でも先生方が不登校問題について触れて下さり、現状や今後の課題について討論する時間を作ってくださります。今までは、わかってくれない悔しさ、孤立感、不安などで泣いていましたが、今はうれし泣きできる程に成長しました。教授や仲間、家族に感謝です。
元不登校児を育てている母として、「辛いときは辛い」「助けて~」と親でも友達でも学校でも行政でも私のHPの問い合わせフォームにでもいいので、その辛い気持ちを話してください。一人で抱え込まないで欲しいです。
さて…本題に戻りますが、東京都の取り組みとても助かる施策ですね。息子が不登校になって全寮制の学校に通っていた時は、寮費+授業料で月々16万円を振り込んでいました。また、フリースクールに通っていた時には月に約3万円…塾に通っていると思えば相当の金額かも知れませんが、義務教育段階では基本的に無償だと考えるとお財布が寂しくなるなと感じていました。不登校児童生徒の保護者は、子どもが不登校になったことで生活習慣も変化し、子どもを置いたままにできないので仕事の形態も変わります。働けなくなるor 授業料を支払って働くの選択肢になります…。私も自身の経験からも月に2万でも助成金が出たら本当に助かったと思います。もっと多くの自治体で取り組んで欲しいですね☺